困った行動から子供のいいところを見つける方法

今回は、子供が困った行動をしたときにいいところを見つける方法をご紹介したいと思います。
なぜなら、困った行動はいいところの裏返しだからです。その方法とは、子供がどのような感情を表に出しているかに注目することです。

子供が宿題をしない、食べ物を残す、明日の準備をしないなど毎日頭を抱えてしまう。そして、つい感情的になって怒鳴ったり手が出てしまったりという経験をされた方もいらっしゃるのかもしれません。
エスカレートすると、*親の意図がどうであれ子どもの心身の発達に有害な行為は虐待であるというのが厚生労働省の考えです。
*https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv12/12.html
残念なことに、同省の調べでは*平成29年度中に、全国210か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は133,778件(速報値)で、過去最多となっています。
*https://www.mhlw.go.jp/content/11901000/000348313.pdf

私には7歳の片づけられない娘がいます。彼女は二年前から自分の部屋を持っています。
しかし、リビングやダイニングといった共有スペースにも自分のものを放置する始末。
せめて自分のものは自分の部屋に持っていくように注意すると、こんどは彼女の部屋がものであふれかえってしまいました。

彼女がいないとき、小石、ペットボトルのふた、おもちゃの空き箱などをゴミ袋に詰め大掃除をしたところ、息ができなくなるほど大泣きされてしまいました。
私が処分したものは、彼女にとって宝物だったのです。
私は、ものに対して要るか要らないかの判断を重視していました。
しかし、彼女はものを介して出会った人との思い出を大事にしていました。
つまり、「このおもちゃはおばあちゃんがくれた。空き箱は使わないけど捨てない。捨てるとおばあちゃんとの思い出を捨てることになるから」ということです。

私は、彼女はあたたかい心を持ち、人の気持ちを考え思いやりがあるということを、彼女のいいところとして見つけることができました。
だから、その彼女の心を無視して大掃除してしまったことをあやまりました。

この気づきがあってから、片づいていない彼女の部屋を見てあたたかい気持ちになっている私がいます。
変な話ですが、私から見たらガラクタでも彼女が納得するまでそばに置いておけばいいと思うようになりました。
しかし、床にとがったものが落ちていて踏んだときは困るので、彼女の気持ちを包みながら話してみると、次の日には足の踏み場があらわれるようになりました。

子供の困った行動はいいところの裏返し。
何の裏返しか見つけることがいいところを見つけることになるのです。ま
ずは、子供がどのような感情(不満・怒り・悲しみ・悔しいなど)を表に出しているかみてあげて下さい。
怒りはどうしてもやり遂げたい意欲の裏返し、悲しみは大切なものがある裏返し。素敵ですね。

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