できるだけ悩まないように笑って過ごそうとする人の残念な2つの真実と対処法

わざわざ嫌なことを思い出して落ち込む意味はないと考え、できるだけ悩まないようにして笑って過ごそうと思っていませんか?

今回は、普段からできるだけ悩まないようにして笑って過ごそうする人に起こっている真実と対処法についてお話ししたいと思います。

残念な真実1:自分の嫌な部分や記憶を消し去ろうとするのに、捨て去りたい部分がどんどん現れる

これは、過去の登場人物や場所、出来事がそのまま再現されるわけではありません。そのときに感じた思いや気持ち(感情)になるような出来事が繰り返し現れるのです。

例えば、過去に学校でクラスメイトからいじめに遭っていたとします。孤独や不安、恐怖という感情と共に毎日を過ごしました。大人になると、学校という場所が職場やコミュニティといったものになり、クラスメイトが上司や同僚、ママ友といったものに代わります。その中で過去と同じ“いじめ”という形で体験しないにせよ、あのときの“感情”が出てくるような場面がどんどん現れるのです。

さらに例えると、人気アニメの映画を子供と観に行きました。それは誰もが涙し、感動する映画だというので絶対に観たい映画でした。しかし、登場人物の握りしめている思いや言動が自分の嫌な過去をフラッシュバックして感情が揺さぶられたのです。そして映画が終わるころにはフラフラになってしまいました。

思考を操作し自分の嫌な部分や記憶を消し去って笑って過ごそうとしているのに、過去に出てきた感情は今もしっかり自分の中で生きています。そして、日常生活でトリガーとなる状況になると揺さぶってきて存在をアピールしてくるのです。出てきてほしくない感情がずっとつきまとい、ストレスを抱えるようになります。

対処法

嫌な過去を思い出させるような状況や出来事が目の前に現れたときは、自分自身がそれに寄り添ってあげましょう。誰にも対処されず、ずっと置き去りにされていた感情が存在をアピールしているので、「がんばったよね」「つらかたよね」「よく我慢したよね」などと言葉をかけて抱きしめてあげるイメージです。同時に、今の自分自身にも「よく頑張っているよ」「本当にすごいよ」と褒めてあげてください。

そうすることによって、感情はやっと気づいてくれたと認識し、揺さぶりやつきまとうアピールをしてこなくなります。何よりも、自分自身の心が温かくなって思い出させてくれた状況にすら感謝する状態になるでしょう。

残念な真実2:関わりたくないと思えば思うほどその関わりたくないものと関わらざるを得ない状況が起こる

なるべく避けたい人と一緒に仕事することとなったり、会いたくないと思っている人と近所のスーパーやコンビニで鉢合わせになったりした経験はありませんか?

私の弟の話を例に出しますね。

彼は学生時代、最寄り駅にいく途中で必ず犬に吠えられていました。私や父も同じように通っていましたが、その犬が他界するまでの数年間一度も吠えられたことはありません。弟だけが必ず吠えられるのです。その犬は鎖につながれ、家のフェンス越しにいるので噛まれる恐れはありませんが、彼にとっては緊張の毎日だったようです。つまり、彼が嫌だ、関わりたくないと思っていることを察したかのように犬は毎回吠えるという行動で応えてくれるのです。

さらに例えると、あまり好きではない人にお茶に誘われました。今後の関係を考えて一度お付き合いをしたとします。しかし、相手は次の週もお茶に誘ってきました。返事を後回しにしていると、本人と道端でバッタリ会ってしまい対応に困ってしまいました。まず返事をしていないことを謝り、断る理由も見つからないので、次の週にまたお茶をすることとなったのです。

残念ながら相手は自分の思いを察してくれません。むしろ逆撫でするように容赦なく持ってくるでしょう。そしてスパイラルから抜け出せず知らず知らずのうちにストレスが溜まっていくのです。

対処法

自分は何が嫌なのか特定することです。

これは、「自分だけに吠えてくる犬が嫌」「お茶に誘ってくる人が嫌」という枠を超える必要があります。犬や相手は、何か問題をつくることで自分自身の嫌な要素を見せてくれているだけの存在ですから。

「自分だけに吠えてくる犬が嫌」→「びっくりするのが嫌?」「自分だけ嫌な目に遭うのが嫌?」「好かれないのが嫌?」「何もしていないのに攻撃されるのが嫌?」といったように必ず自分の中で特定できるものがあるのです。

「お茶に誘ってくる人が嫌」→「自分のことばかり話されるのが嫌?」「話を聞かないのが嫌?」「時間を奪われるのが嫌?」といった具合です。

特定できると、自分がどういう人間なのかわかるので落ち着いて改善案を出すことができるのです。

つまり、今まで「犬」「相手」をコントロールしようとして、思うようにできないからストレスになっていました。しかし、自分は何が嫌なのかがわかると、今度は「自分自身」と話し合いが持てて、どうしていくのがいいのかアイディアが出てくるということです。

すると、一つ一つの対応で状況が改善され楽しくなっていくので、最終的には問題を持ってきてくれた「犬」「相手」に感謝できる状態になるでしょう。この状態こそが解決なのです。

まとめ

できるだけ悩まないようにして笑って過ごそうとする人の残念な真実は2つあります。それは、自分の嫌な部分や記憶を消し去ろうとするのに、捨て去りたい部分がどんどん現れることと、関わりたくないと思えば思うほどその関わりたくないものと関わらざるを得ない状況が起こることです。

その対処法は、過去の自分が感じた思いや気持ちに寄り添って、今の自分自身を褒めることと、嫌な状況から“自分”は何が嫌なのか特定してそれに対して改善案を出していくことです。

最終的に、起こった出来事に対して感謝できる状態になっているかどうかがポイントになります。なぜなら、この状態になるまで真実は繰り返されるからです。

もし、できるだけ悩まないようにして笑って過ごそうとすることが辛くなって抜け出したいと思ったらぜひ試してみてくださいね。

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