自分の今世の使命を誰かに聞いてはいけない3つの理由  1/3

「今世、自分に課せられた使命って何だろう」と考えたことはありませんか?

実は、ただ知りたいからと言って誰かに頼って聞くようなものでもないのです。

 

今回は、自分の今世の使命を誰かに聞いてはいけない3つの理由をお話ししたいと思います。それは、

 

  1. 土台ができていないから
  2. 使命を果たすための行動につながりにくいから
  3. その人のフィルターが入るから

 

というものです。3つの理由を述べた後に、どうしても聞きたかったらどうしたらいいのかのアドバイスも交えてお話ししたいと思います。

 

自分の今世の使命を知ることで、人生をもっと良くしたい、価値を見いだしたい、仕事やビジネスにつなげて自分の今世の役割を果たしたいなど、この記事を読んでいただいている方は普段からあたりまえのように思っていることだと思います。

もしかしたら、自分がやりたいビジネスがあるのに、パートナーともめていたり、子育てで悩んでいたりで、思うようにいかない状況が続き、ふと「何のために生きているのだろう?」と我に返っている方もいるかもしれません。

 

しかし、自分の今世の使命を知れば、この状況を抜け出せるヒントが得られる、辛いことも納得して受け入れられるかも知れない、相手に振り回されず地に足をつけて生きられる、本当にやりたいことに一歩踏み出せるなど、知りたい理由は様々だと思います。

 

ただ、もし今辛い状況にいるとしたら、「真剣に人生を生きたい!」というその自分の気持ちを大切にしてくださいね。

 

それでは、自分の今世の使命を誰かに聞いてはいけない3つの理由を一つ一つお話ししていきたいと思います。

 

  1. 土台ができていないから

 

土台ができていないと、使命を聞いても“果たせそうにない壮大な使命”に聞こえてしまいます。

ここでいう土台とは、自分自身の状態のこと。つまり、現在、目の前に悩みがあるが自力で解決できていないという渦中で聞いてしまうと、それをどう取り扱っていいのか分からなくなり、余計落ち込んでしまうからなのです。

 

私の経験を交えてもう少し詳しくお話ししますね。

私は長女が1歳、長男がお腹にいるときに自宅で教室事業を始めました。オーストラリアはケアンズ に住んでいて、海外で本格的なそろばんが習えるそろばん教室ということもあり、口コミや紹介で自然に生徒が集まりました。

当時は週3でパートに出るぐらいの稼ぎを、教室から得られるぐらいを目標にしていました。そして何よりも生徒のやる気を重視して伸び伸び学べるような環境づくりに励みましたし、それが楽しくて何よりの生きがいにもなっていました。

 

しかし、私の中で問題となったのは保護者さんとの関係でした。ある保護者さんから見ると、生徒のやる気を重視した指導は“厳しくないダメな指導”とうつってしまい、生徒がいる教室の中で「もっと厳しく指導してください!」と大声で言われるという出来事が勃発しました。

 

そのとき、とてもショックを受けて人格を否定されたような気分になり、身体が震え心臓もバクバクして、関係のない全ての保護者さんへの対応までもが怖くなったのです。もちろん、子供の才能を伸ばす指導をしてくれて嬉しいとか、個性を尊重してもらってありがたいという言葉もいただいていましたが、本心はどう思っているのだろうと余計なことも考えてしまうようになりました。

 

教室をオープンした当初に掲げた目標が達成できる規模に近づいてきた矢先の出来事でした。さらに、長男の出産とも重なり、1ヶ月教室をお休みして再開した教室に戻ってきた生徒の数は実に半分に減っていました。

そんなとき、普段から仲良くさせてもらっている友人が使命をみることができることを知っていたので、神に拝むごとく、本当にこのビジネスが私に向いているのか、やっていけるのかを確認させてもらいに頼っていきました。

 

「あなたは“教えること”が使命。同時にそこで辛いことがたくさんある。それを乗り越えていくのもあなたに与えられた使命」。

 

私はこれを聞いて、またひどく落ち込みました。教えることが使命なのは嬉しい。でも教えることで辛いことも同時に起こる。それは嫌だ。八方塞がりになるとはこういうことだと身をもって体験したのです。

 

いかがでしょうか。

 

結局、目の前の問題(私の場合は保護者さんとの人間関係)を解決していない状態で使命を聞いてしまったため、それをどう取り扱っていいのか分からなくなり、使命を果たせそうにない自分に無力感を抱くだけになってしまいました。

 

 

次回は、自分の今世の使命を誰かに聞いてはいけない3つの理由の

 

  1. 使命を果たすための行動につながりにくいから

 

をお話ししたいと思います。

続きはこちら↓

自分の使命を誰かに聞いてはいけない3つの理由  2/3

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