今回は、自分の使命を誰かに聞いてはいけない3つの理由、
- 土台ができていないから
- 使命を果たすための行動につながりにくいから
- その人のフィルターが入るから
の2つ目についてお話しさせていただきますね。
その前に、前回の記事で1. 土台ができていないから についてお話ししました。
要約すると、土台というのは自分自身の状態で、目の前の現実的な問題(ビジネスのこと、パートナーとのこと、子供とのこと、両親とのことなど)を引きずったまま、すっきり解決していない状態です。その状態で今世の使命を聞いてしまうと、果たせそうにない壮大なものに聞こえてしまい、無力感があふれ余計に落ち込んでしまうからということでした。
そして今回の2つ目の理由、
- 使命を果たすための行動につながりにくいから
を私の経験を交えながら詳しくお話しさせていただきますね。
私は、自宅のそろばん教室をビジネスとしてやっていて、生徒に教えることは好きなのに、保護者の方との関係が上手くいっていませんでした。そして、
「あなたは“教えること”が使命。同時にそこで辛いことがたくさんある。それを乗り越えていくのも使命」
と聞かされ、「大好きな教えることをすると、同じぐらい辛いことが待っているんだ・・」と考えただけでひどく落ち込むこととなったのです。
しかし、小さい頃から始めたソフトボールで、大学時代に主将を務め日本全国第3位、オーストラリアに渡ってからは、州代表選手に選ばれ、ナショナルリーグや国際大会に出場した経験があるため、我慢・努力・汗・根性で結果を出し、どんな苦難でも乗り越えることはできると自分を奮い立たせました。
苦手な保護者さんにも、笑顔で接してくれる保護者さんでさえも、あふれてくる恐怖や不安の感情に蓋をして“強い自分”を見せながらビジネスを進めました。
するとどうなったか。
体を壊しました。ある日いつもどおり教室で生徒を指導している最中に、今までにない急な腹痛や頭痛、嘔吐が私を襲いました。その日のレッスンはもちろんキャンセル。その夜は家事もできないぐらいになりソファで苦しみました。そんな中、夫からの「晩ご飯つくるの?どうするの?」という耳を疑う言葉にとどめを刺されました。
つまり、土台ができていない状態で使命を聞き、その使命を果たすために無理やり行動した結果がこれです。
体を壊して、果たしたい使命も果せる方向に進まず、保護者さんとの人間関係だけが問題だったかと思いきや、実は夫との不良な関係が明るみに出てくるというネガティブなスパイラルに陥ったのです。
体のほうから行動していくことにストップがかかり、私の痛みや辛さを癒してくれる存在だと思っていた夫からの心無い言葉。四面楚歌の状態になってしまいました。
いかがでしょうか。
結局、使命を果たしたいと思って行動したけれど、それにつながるような行動にはほど遠い結果となってしまったのです。
次回は、自分の今世の使命を誰かに聞いてはいけない3つの理由の
- その人のフィルターが入るから
をお話ししたいと思います。
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