こんにちは、感情セラピストのYokoです

先日、息子がパパと共に
公園に出掛けて帰ってきたので
「お帰り〜、楽しかった？」
と聞いたら
パパは息子に対して怒り出し
息子は泣いて自分の部屋へ行ってしまいました

理由を聞くと
息子がおトイレに行きたいと言わず
ちょこっとお漏らしをしてしまい
パパは「この年になってなんで言えないんだ！」
と、怒っていました

息子は、理由を聞いても何も答えず
歩いて帰る間も
泣いているばかりだったそうです

私は息子をシャワーに促し
パパと話をしました

パパは
「時々こういうことがあるのに
お前も何も言わないじゃないか！
こんなことは普通じゃないんだ！
学校でだっていじめられるかもしれない」
と、怒っていました

その時に感じた感情は
「わかってもらえない・・・」

パパ自身、子どもの時は
息子と同じ、とっても優しくて
ちょこっとシャイで
いつも周りを気にしている子だったそうで

おねしょをした時には
近所中に見せしめるかのように
家の前に布団を干されたそうです
それがとても傷ついて
それ以降しなくなったと言っていました

私「傷ついたよね？
それと同じことをしてわからせたいの？」
パパ「とんでもない！」
私「じゃあ、どうしたいの？」
パパ「でも、言わなきゃわからないじゃないか！
あのままでいいと思っているのか！」
私「じゃあ、どうして欲しかったの？」
パパ「そんなのわからない！
どうしろっていうんだ！黙ってればいいのか？」
私「多分、あの時して欲しかったこと
おねしょしちゃった、ってわかってる
ごめんね、って思ってる
その気持ちをわかって欲しいんじゃないかな？」
そんな会話をして
怒りのおさまらないパパを残し
私は息子のところに行って
話を始めました

息子の感情は
「悲しい」
私「パパともっと遊びたかったの？」
息子、泣きながら頷く
私「楽しかったから、トイレに行きたいって言ったら
じゃあ、帰ろう、ってなると思ったの？」
息子、また、小さく頷いて泣き出す
私「楽しかったから、言えなかったの？
家に帰りたくなかったし
楽しいのを中断したくなかったのかな？」
息子、泣きながら頷く・・・

私は、息子をいっぱい抱きしめて
本を読んでくれる息子を
ずっと横で見ていました

パパが頭を冷やして帰ってきた時
息子は、パパを見ていました

パパは、息子のところに来て
「怒ってごめんね
本当は、もっと一緒に遊びたかったんだよ
次はちゃんと言ってね
愛してるんだよ」
と、伝えてキスをすると
息子はとっても安心した顔になり
その後、息子はまた笑顔で
パパのところに戻って行きました

子どもは、愛の存在

子どもの時の辛い気持ちを
自分にされた親の仕打ちを
正しいことができなかった自分を
許せないのは、自分

その気持ちがパパにあったので
自分と同じことをしてしまう息子に
どうしても怒りを感じてしまった

でも、許せなかったのは
息子じゃなくて、自分
あの時の自分をダメだ、って思ってる自分

失敗をしちゃっても
間違えちゃっても
愛されているって感じたかった

それを自分で振り返り
癒すチャンスをくれたのが息子・・・

子どもはいつでも親を許してくれる

時には怒鳴ってしまったり
時には叩いてしまったり
家事を怠けたり
失敗したり、間違っちゃったりしても
それを許して
いつでも愛してくれるのが、子ども

パパと息子のやりとりを見ていて
子どもは成長しながら
大人から「許せない」ってことを学んだいくのかな
なんて思いました

許せない、を握りしめることで
愛されてないんじゃないか、と感じることから
自分を守ることを学んでいく

でも、本当に欲しかったのは
そのままのあなたで
いつでも愛しているよ、の安心感だったのかな？

子どもは、何があっても
いつでも許し、愛していると見せてくれる

そんな子どもとの関わりから
自分を振り返り、行動を変えたパパ

全ての目の前の現実は
自分を困らせるためではなくて
自分に気づかせるために起きてくれてる

子どもって、すごいな〜〜
なんて
ちょっとあたたかくなった出来事でした