先日、ある会に参加した時のお話の中に、感謝についてがありました。
「どんな仕事でも、感謝を持ってやることが大切です。
必ず感謝の言葉を伝えるようにしましょう」
なんて素晴らしいんだろう!と、はじめのうちはワクワクして聞いていたのですが
途中から、なんとなく違和感を感じてきました。
マナー、言葉遣い、話し方や行動での見本を示すのはわかるけれど
そこに、本当の感謝の気持ちを感じられない人に、感謝を持てと言われたら、どうすればいいのだろう?と。
もちろん、マナーやルールにのっとってやればいいのかもしれないけれど
気持ちのないマナーは、必ず相手に伝わるし
気持ちのこもった対応は、多少マナー違反でも必ず相手に伝わる、と思うんです。
私も、看護師を始めたことろは、感謝の気持ちを持って接しよう、と頭でとらえていました。
現実は、
良い患者さん、スタッフに当たれば感謝でいっぱいになるし
そうでない患者さんの場合には、嫌でもきちんとマナーをもって接するようにしていました。
それが今では、どこに行っても、患者さんでも、スタッフでも、上司でも
いてくれること、出会えたことに、感謝でいっぱいなんです。
では、どうしてそうなったんだろう?と考えてみました。
それは簡単、自分に感謝をできるようになったから
生まれることを選んだ私にありがとう
好きなところも、嫌いなところも、ただ、私でいることにありがとう
嫌なこともたくさんあったけど、乗り越えてきた私にありがとう
駄目なこともいっぱいしてしまったけど、許してくれる私にありがとう
今、生きていてくれる私に、ありがとう
そのままの私に感謝ができるようになったら、他の人にも感謝が湧き出てくるようになりました。
そんなこと言ったって、あの人には感謝なんてもてない!って人もいますよね。
そういう人は、自分にとっての大切なメッセージを持ってくれている人なのかな、と思うんです。
だからこそ、感情がとても動いて、すごく腹が立ったり、悲しくなったりします。
それだけ、大事なメッセージだからこそ、感謝が湧いてきます。
それに気づくとね、感謝と幸せの循環が始まります。
当たり前になっている事の中に、感謝はたくさん隠れています。
食べられること、歩けること、見えること
家族が元気に起きてくること、命を繋いでくれたご先祖様
地球に生きている事、見えないけれど支えてくれる存在
話せること、ここにいられること、、、。
ぜひ、自分にたくさん感謝をして
当たり前の中からも、たくさんの感謝を感じていきたいですね。