哀しみの蓋の奥にあったもの
- 2022/5/23
- 人間関係
わたしが小学校1年のときに亡くなった父。
父が亡くなってから家族の中で父の話をほとんどしたこともなく
父のことなんてなにも憶えていない。それが当たり前だと想っていました。
当たり前じゃないと氣づいたのは
数秘で父のラストメッセージを詠み解いて貰ったことから。
詠みといて貰って知ったのは”命の最期をもって自由になった”ということでした。
感情セラピーをしていると
感情だけではなく様々な存在の声と繋がることがあります。
セラピーをするようになってから その感覚が強くなりつつあったけれど
それより前からわたしには
瞬時にエネルギーを詠みとって絵にするということが
特に学ぶことなくできていました。
一見したら羨ましがられることではあるけれど なぜか怖い・・・。
その怖さがずっとあることにためらいがあったのだけれど
父との繋がりを取り戻すにつれ解かれていきました。
父はエンジニアだったのですが
細かいものを寸分違わず組んでいくその様が
わたしが視えないもののエネルギーを感知したときに
細かく情報処理する能力と繋がっているということ。
そのことを知ったことをきっかけに
父のことなど憶えていないと想っていた心の蓋が開き
沢山の哀しみが溢れてきました。
それから徐々に
父への想いを感じることや感情セラピーをしていきました。
幼いわたしは本当は
父がいつか帰ってくるのではないかと待っていたこと。
辛いとき哀しいとき
本当は話しを聞いてもらいたかったということ。
誰よりも旅立った父の声を聴きたかったからこそ
温かな想いを乗せて
視えないものの声を聴き伝える感性が養われたのだということ。
父の死があまりにも哀しすぎたからこそ閉ざしてきた想い。
けれどそれは
それほどに父を大切に想っていたからだと氣づいたとき
わたしの感性は授かりものなのだと
愛おしく想うことができるようになりました。
⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
感情セラピスト&龍遣い 彩ね。
instagram @colorful_voices8888
blog 『宙色ラブレター』