親になって初めて気付いた、親への感謝よりずっとずっとすごい事
思春期以降になると、一度は言われたことないですか?
「あなたも親になったらわかるよ」の捨て台詞
え、私は言われましたが、言われたことないですか???
「どれだけ親が子どもの事を心配し、愛しているか」という事です。
子どもは何も知らないから、親がしっかりしつけなきゃいけない
子どもは何もわからないから、親が守ってあげなきゃいけない
子どもは何もできないから、親がやってあげなきゃいけない
だから、そんな子供を育ててくれる親には感謝して当たり前、って、ずっと思っていました
(もちろん反抗期の私は、だったら私なんて生まなきゃ良かったのに、なんて思ってましたが)
本当に大変だったんだな~、と、親になって(もちろん)思いました。
でも、私がくそ生意気だった思春期から大人になる過程で
親が教えてくれなかった育児の秘密がありました。
それは、子どもがどれだけ親を幸せにしてくれるか、という事
初めてママと呼んでくれるその小さな声
ママがハグをすればすべてが大丈夫になる笑顔
行かないで、って泣き、ママ~!と嬉しそうに迎えてくれる満面の笑み
どんなに怒っても、いつも許してくれるのは子どもの方
体内記憶を知ってからは、そんな子どもの愛がさらに大きなものだと知りました。
ママが大好きだから、幸せになってほしいからと生まれてきてくれる子ども達
言葉ではうまく伝えられなくても、他のすべての手段を使って親が幸せになる道を教えてくれます。
悲しんでいる時には、幸せはここにあるよ、と、思い切り笑わせてくれます
完璧主義なら、大いに散らかして、完璧じゃなくてもいいんだよ、と教えてくれます
ママが人見知りなら、愛想を振りまいて回りから笑顔をもらい、見本を見せてくれます
怒ることがいけない、と罪悪感に襲われている時には、怒ってもいいんだよ、と、怒るチャンスをくれます
許せない、と思っている時には、子どもの方が許し方を教えてくれます
寂しい時には、ただ、私がいるよって笑顔で抱きしめてくれます
子どもは、どんなママでもそのままで大好きだよ、って教えてくれるんです
それは、実は大人になってからも同じでした。
昔、毒親という本を読みました。
親がしている行動が、どれほど子どもにとって毒になり、その子の人生を変えてしまうかというもの。
私はものすごく納得しながら読んだのを覚えています。
この親のせいで私は傷ついた、と
でもね、それでも子ども(私)は親を愛していることに気が付いちゃったんです。
愛しているから、わかってほしい
愛しているから、受け入れてくれないことに異常に腹が立つ
愛しているから、傷つきたくなくて距離を置く
愛しているから、小さな行動に涙が出るほど悲しくなる
愛しているから、恐ろしいほどに憎んでいると感じる
大人になって、親に対して愛しているなんてとても言えないけれど
私の中にある事さえ知らなかった愛情に、気が付かせてくれたのも、子どもでした。
育児で一番辛い事は、もしかしたら子どもからの大切なプレゼントかもしれません。
親との関係で一番辛い事は、親への愛情が隠れているのかもしれません。
ちょっと手を止めて、目を閉じて、ゆっくり深呼吸してみてください。
子ども、もしくは親に、ありがとう、と心の中で伝えてみてください。
あなたは何を受け取りますか?