私はちょうど30歳になる少し前に、鬱になりました。
仕事では孤独を感じ、彼氏と別れ、両親ともうまくいかず
生きているだけで大迷惑な上に死んでも迷惑をかけるので
泡になって消えたいと思っていました。
それから何度もあの時の事を振り返りました。
あの時は全てのタイミングが悪かった
親が鬱になった経験があるから引き継いだんだ
親のせいで私はこんなになったんだ
でも親を許していくんだ
鬱になったことにも意味があるんだ
色んなこと感じて、考えて、その時の意味を見出そうともしていたけれど
やっと本当の意味を見つけ出した気がする
それは
生きている事を感じるため
子どもの頃みたいに、大きな声で叫びたくなるくらい嬉しい!を感じてますか?
う~!って地団駄踏みたくなるくらい幸せ!を感じていますか?
涙が出て息が吸えないくらい楽しい!を感じていますか?
私は、嬉しい、楽しい、幸せを感じるのを意識的に避けていたんです。
それは、そこを感じてしまったら、あとは落ちるだけ、と思っていたから。
落ちるのが怖くって、不安で幸せを感じきれなかったんです。
ものすごくわかりやすかったのはお友達にお誕生日を祝ってもらった時
レストランを予約してくれて、ちょっとしたサプライズにケーキにプレゼント
大好きな友達と3人ですごく楽しい時間だったのに
私のために、のケーキやプレゼント、おめでとうの言葉までがとても
申し訳ない やら 居心地が悪いやら
(ま、この理由はまた今度にしておいて)
でね、私が生きているのを実感できるのって
ものすごく悲しい、辛い、寂しい、のどん底にいる事だったんです。
それに気が付いた時には自分で唖然としました。
テレビドラマや映画で、幸せな家族が毎日幸せな生活を送っている、のを見たいと思わず
試練、努力、忍耐、どん底、そしてその後のドラマが見たいように
もちろん私たちの生活にも、心が動くものが欲しいんです
だって、生きているんだもの
以前、臨死体験をした人が神様に会い
「あなたは人生を味わいましたか?」という質問に
自分はまだ味わっていないことに気がつき
戻ってきてからは人生を味わうことを意識して生きていった
と聞いたことがあります。
とっても幸せ~!もしくはとっても不幸せ~!
どっちにも心を動かす波がある
今は、幸せの波をしっかり受け取れるようになったから
生きている実感を、幸せから感じられるようになった。
あなたはどんな映画が好きですか?